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2008年9月17日アーカイブ

北京パラ、車いすテニス男子シングルスも国枝選手の金メダル

で幕を閉じましたね。

TTCで彼の練習などを目にする機会はとても多く、過酷なトレーニングや

メニューをこなす様子を見ていると、結果は正直だな、と実感します。

「国枝選手 金メダルおめでとう!!」 障害者テニスというイメージをスポーツシーン

の印象へ引き出してくれたのは、慎吾を始め斎田君や世界のトップ選手たちかと

思っています。

 

そしてもう一つ日本における障害者テニスになってしまう要因としてサーフェース

があると思います。金メダリストの慎吾も「オムニでテニスやっていると本当に

障害者テニスになってしまう」と言っていたように、先日ある雑誌のページに

クルム伊達選手の思いが書かれていました。

 

内容は「砂入り人工芝は世界テニスの非常識」というタイトルから始まっています。

国内ツアーを転戦し始めて、そのほとんどが"砂入り人工芝(オムニ)"のコートだという。

日本におけるオムニコートはここ20~30年で急速に普及し始めたという。

理由は管理に手間がかからない、多少の雨でもプレーできるということかららしいですが

プロテニスプレーヤーにとって、もっとも避けたいコートだという。

 

グランドスラム大会を始め、国際大会がこのサーフェースで開催されることはなく、オーストラリアも

協会の指導でオムニコートを見かけなくなったそうです。このサーフェースで開催される

プロの大会は伊達さんの知っている限り、日本だけらしいです。

 

嫌う理由として、怪我が恐いということです。コンクリートの上に人工芝を敷くということ

と人工芝の擦り減り等によって、イレギュラーなどを誘発し捻挫などの怪我に繋がる

ということで、クレーのように満遍なく滑ったり、ハードコートのように満遍なく滑らない

状態では予想しやすいということです、天然芝は?というと、非常に不安定で滑りやすいのだが

やわらかいので故障には縁が薄いということです。

 

よく言われるハードコートより体への負担が少ないということに関して、伊達さんは

ハードコートよりオムニのプレーのほうが圧倒的に疲れる、特に足腰のへの負担が

とても大きい。オムニというと視覚感覚的にごまかされてしまいますが、土台は

コンクリートでその上に滑りやすい敷物を敷いて激しい運動をしているのですから

負担がかかるのは理解できるでしょう、と。

 

なぜこれだけの負担が多いコートが日本に多いかというと、管理が楽なこと

クレーコートのように手間がかからず、ハードより劣化が目立たず、何となく

体への負担が少なそうに見えるから、公共のコートや民間のクラブがオムニに

改修されていっているのだと。

 

日本の大きな大会がオムニで開催されるようになれば、その大会を目指す選手は

オムニで練習したいので、オムニコートが増える。これが日本テニスの悪循環となり

競技レベル低迷の大きな要因の一つになっているということ。

 

日本におけるITF大会の約8割がオムニで開催されているそうで、国内のこの国際大会

でポイントを稼げばグランドスラム予選まで出られるようになるそうで、国内選手に

とってはありがたいことだが、オムニで戦いなれた選手が世界の舞台で勝てずに

日本へ戻ってくることが良くあるということです。世界への近道となるはずの大会が

実は世界との溝を拡大する要因となっている、日本のジュニアが海外のハードコート

での戦い方になかなか順応できない姿を何度も見ましたと。

 

一般のテニス愛好家がプレーを楽しむのに、目に見える支障はないのかもしれません。

テニスクラブ運営のためにはオムニが必要だとも思います。

世界レベルのプレーヤーを育てるためには、世界の舞台で使われているコートで

練習し、試合をさせて欲しいということ。ジュニアや若い選手に精一杯テニスを

させてあげたい。維持費のかかるクレーにして欲しいとは言わないが、日本に

ハードコートを増やして欲しい。以前と比べてハードコートもかなり改良されて

水はけが良かったり、やわらかくて身体への負担が少なくなったりと進化しています。

 

先日の北海道の帯広の試合前の練習でもオムニで滑って、転倒して、あわや!と思ったが

幸い故障には至らなかったのですが、とても危なく思い、レセプションパーティーの

席で、帯広の市長にハードコートへの改修をお願いしてきました。近い将来日本中に

ハードコートが増えることを願っています。ということで締めくくられていました。

 

これを読んでとても共感し、このことをお伝えしたくて引用させていただき、アップ

いたしました。

 

以前 行っていたストリングショップの店主様もこれと同じこと仰っていました。

皆さんもオムニで車いすを漕ぐと、実感していただけるとおもいますが、ハードなどに

比べると、抵抗が多く、亀が歩いているかのごとく、遅くなり、普段は追いつくはずの

ボールが簡単に相手のウィナーポイントになったり、そうかと思うと車輪にトルクを

かけて漕ぎ出そうと思ったとたんに滑って、とても簡単な相手のボールが返球できなかったり。

 

これはテニスではないな、と。国内における6っつの国際大会のうち半分がオムニで行われ

今年ITFツアーに格上げした国際大会までもオムニコートということで、半分以上の

大会がオムニで行われている現状です。オムニでの試合を見ていると

サーブとリターンだけで終わってしまうゲームが大半を占めるのではないでしょうか。

 

この光景をはたから見るとどのように写るのか?疑問に思うことが良くあります。

車いすテニスってこんなもんなんだ。という率直な思いは出ると思います。

しかしながら、障害を持った車いすの人たちが一生懸命にボールを追っているのだから、

がんばっているのだから、とても感動したと。

 

ローカル大会ならそれもありかと思いますが、国際大会と名が付いている以上

国際ポイントを取りたい選手がプレーするのだと思いますし、

海外の選手が来ても対応できるサーフェースでの大会を望みます。

国際ポイントの絡む、メインクラスだけの問題だと言うことであれば、

会場を分けるなどの工夫もありかと思います。メインクラスの選手ならば

ボランティアなどの手助けも最小限でいいと思いますし。

機敏な動き、ワンバウンドでラリーが続き、スポーツとして当たり前のテニスがやりたいし

見てみたいです。

 

車いすテニスであっても「テニス」あってほしいと、そう思います。

 

 

 

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